ヤフージャパンはいままでYahoo!内に分散していた地域関連のサービスを集約させて「Yahoo!ロコ」として今年4月上旬からスタートさせることを発表した。Yahoo!ロコには、地図、路線、道路交通情報、地域情報、グルメ、電話帳、クーポンなどといったサービスが含まれ、これらがすべて同じブランド名のもとに提供されることになる。Yahoo!ロコはPCだけでなく、ケータイやスマートフォンでも提供される。
たしかにこれは理にかなったアイデアだ。いままではある目的に応じて地域に関連していたものを探さなければならなかったが、Yahoo!ロコでの統合によってローカルな情報の検索の利便性を上げることになる。
今回の発表で強化されたのは(たぶん)事業者向けのサービスだろう。Yahoo!ロコでは「プレイスページ」として事業者が自分たちのホームページを持つことができるようになる。いままでもグルメやサロン、ヘルスケア、地域情報などに事業者が有償で自身のホームページを掲載することはできたが、これらも統合され、無償版のエントリープランと年額3万6,000円のスタンダートプランに統一されるようだ(飲食店には予約などを1件500円で受けるコール課金のオプションか年額6万円のプランもある)。
プレイスページは200種類のテンプレートで、事業者が自由にページを改変でき、動画や写真、紹介文などで宣伝をすることもできる。いわば実店舗などの週客ツールとして使うわけだが、一般事業者が自社の説明用に持ってもかまわない。ユーザーのクチコミ情報なども掲載され、クーポンの発行などもできるようになる。
すでに一部で機能が実装されているが、Yahoo!ロコでは「キープ」という機能も加わる。これはいわば場所のブックマークのような機能で、ユーザーはある場所(店舗)などを「キープ」して登録しておくと、キープされた店舗などからプッシュ(実際にはメール)で情報が送られるというものだ。店舗側からすれば、自分の店舗をキープしてくれたユーザーに、今日の入荷情報や割引情報などをプッシュして、顧客の誘導ができるようになるというメリットがある。
現在、Yahoo!ではこれらの地域サービスで月間あたり2,600万ユーザー、17億PVがあるというが、Yahoo!ロコでさらに利用者を増やせるだろうとしている。
また、地域のビジネスとしては、昨年8月買収したシリウステクノロジーズの地域広告アドローカルとYahoo!のインタレストマッチを統合させて、「場所」とユーザーの「興味」をミックスさせた広告商材の開発しているようだ。これらをYahoo!ロコで提供することも検討しているということだ。
また、フラッシュマーケティング領域として現在グルーポンライクなシェアリーと提携しているが、地域情報とコマースの関係についてもなんからの進行がある可能性もある。
地域情報については、Googleも昨年Googleプレイスのキャンペーンを大々的に行うなど強化をしていて、まだ成長が期待される領域として注目を集めているのは間違いない。
0 件のコメント:
コメントを投稿